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PTCヒータ素子

PTCヒータ素子とは


PTCヒータ素子の特徴
(1)小型の定温発熱体素子
(2)自己温度制御機能で安心・安全
(3)瞬間発熱・応答性良好
(4)さまざまな形状に対応可能


PTCヒータ素子とは、電気抵抗値を調整し発熱体用途として使用出来るようにした当社製品になります。(図-1)
PTCヒータ素子の電極部に給電することで、瞬時に発熱しPTCヒータ素子全体が均一な温度となります。(図-2)
発熱温度は材料組成により調整可能となっております。PTCヒータ素子の発熱と放熱とのバランスが取れたところで温度が安定します。
PTCヒータ素子は 素体がキュリー温度を超えると電気抵抗が大幅に増加するのが最大の特徴であり、この特徴によって電流が自動的に
減少し、温度上昇が抑制される ”自己温度制御機能” を 持っています。(図-3)
外部からの温度制御が無くても熱暴走しない安全な発熱体素子として多方面に応用されております。
以下に 特徴をまとめておりますが、より詳しい資料を入手されたい方は資料ダウンロードページのお問い合わせフォームから御連絡下さい。

PTCヒータ素子の形状について

PTCヒータ素子は元々粉状の材料を成型金型で押し固めた後に焼成し、粉同士を焼結させ目的の形状を作成します。成型金型さえ準備すれば任意の形状を作成することが可能となります。(お菓子のクッキーの型取りのようなイメージです)
PTCヒータ素子を電子部品として動作させる為には、向かい合う面に対し電極が必要となり、シルクスクリーン製版を使う印刷工法により電極形成させます。印刷は平らな面にしか出来ない為、PTCヒータ素子の形状は平板形状が基本となっています。
焼結した後のPTCヒータ素子は硬いセラミックの為曲げたりすることは出来ません。 その為 PTCヒータ素子を曲面へ設置し使用する方法は不向きとなっています。
PTCヒータ素子を切断加工により小さくカットすることは可能であり、小型発熱体として容易に機器に組み込みすることが出来ます。

当社PTCヒータ素子の種類紹介

※1_キュリー温度については、生産対応可能な範囲を表示してあります。範囲内の温度であっても弊社が通常扱っている温度以外の場合が御座いますので弊社ホームページからお問い合わせください。
通常扱っていないキュリー温度についても生産数量によっては検討可能となっておりますのでまずはご相談ください。
※2_使用電圧について 400Vは キュリー温度 260℃ 且つ DC電圧に限定されております。
※3_電気抵抗値は外形サイズ・厚みによって対応出来ない場合が御座いますので、弊社ホームページからお問い合わせください。
※4_製品形状については、掲載している形状以外でも生産数量によってはカスタム検討可能となっておりますのでまずはご相談ください。
※5_素子厚みについては、使用用途・使用電圧・製品構造によって電気用品安全法の技術基準への適用が必要となる場合が御座いますので御相談下さい。

PTCヒータ素子の発熱特性事例

PTC素子の発熱特性事例です。
キュリー温度145℃ DC24V印加 の試料を対象にしています。
実験中のサーモ動画は、資料ダウンロードすることにより御確認頂けます。

計測結果


通電後直ぐに発熱し、その後は同じ温度を維持し続けています。
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